サステナブルな家具とSDGs:持続可能な未来を目指すメーカー3選

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本記事ではサステナブルな家具について、特徴や素材、SDGsとどのように関連しているかを解説します。また、SDGsに賛同し、実現を目指すサステナブルな家具メーカーも紹介。持続可能な未来への取組みについて考えます。

家具は、私たちの生活の中で重要な役割を果たすもののひとつです。ところで、家具の選択が環境や社会に与える影響について考えたことはありますか?

サステナブルな家具とは、環境への負荷を最小限に抑えた素材で作られた地球にやさしい製品です。国際的な目標であるSDGs(持続可能な開発目標)に基づき、私たちがどのように家具選びを行うべきかを考えることは、持続可能な社会への第一歩となります。


サステナブル家具の特徴

サステナブルとは、「持続可能な」という意味です。これは、環境、経済、社会のすべての面で将来にわたって継続的に維持できる状態を指します。現在のニーズを満たしながらも、未来の世代が同じようにその資源や環境を利用できるようにすることが、サステナブルな取組みと言えるでしょう。

私たちの暮らしにおいて家具は不可欠な存在です。持続可能な社会を目指すうえで、家具の選び方が環境や社会に与える影響を無視することはできません。

サステナブルな家具はただ美しいだけでなく、環境や社会に対する配慮が込められた製品です。ここでは、サステナブル家具がどのような素材で環境に配慮されているか、またメリットやデメリットについても解説します。

環境に配慮された素材

サステナブル家具とは、天然素材やリサイクル素材を用いて作られ、環境に配慮された家具です。具体的には以下のような素材の家具があります。

リサイクルできる素材で作られた家具

リサイクル可能な素材(再生可能なプラスチックや木、ダンボールなど)を使用した家具で、廃棄物を削減できます。また、新しい素材を作るよりもエネルギ―が少なくてすむのも利点です。

海洋プラスチックの再利用品

海洋に漂流するプラスチックごみを回収し再加工して作られた家具で、海洋汚染の削減と資源の有効活用が図られます。

産業廃棄物の利用品

製造過程で生じる廃材や不要物を再利用して作られた家具です。廃棄物を新たな製品に生まれ変わらせることで、資源の効率的な使用が実現します。

バイオマス素材の家具

再生可能な有機資源から作られる素材のことです。これらの素材は、植物、動物、微生物などの生物由来の原料から製造され、化石燃料に依存しないため、生産や廃棄に伴う負荷を軽減します。

サブステナル家具のメリットとデメリット

サブステナル家具の大きなメリットとして、環境にやさしく資源を無駄にしない、廃棄物を削減できることなどがあげられます。

一方デメリットは、生産コストがかかるため販売価格が一般的な家具より高くなることです。そのため購入の選択肢から外れることもあり、利用されにくいのが弱点と言えるでしょう。

しかしサブステナル家具は耐久性が高く、初期費用はかかっても長期的には価値があるため、長い目で見れば費用を回収できるとも言えます。

SDGsとサステナブルな家具の関連性

SDGsとは、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)という意味です。環境保護や社会的な公正を実現するための国際的な目標であり、2015年に国連で採択され、2030年までに達成することを目指して17項目の目標を掲げています。

出典:日本ユニセフ協会SDGs CLUB

サステナブルな家具がSDGsにどのように関連しているかを理解することは、より効果的に環境と社会に貢献するための鍵となります。それでは、サステナブル家具が具体的にどのSDGsの目標に関連し、どのような影響を与えるのかを見ていきましょう。

環境保護とSDGs

SDGsの目標12(つくる責任 つかう責任)や目標14(海の豊かさを守ろう)、目標15(陸の豊かさも守ろう)は、サステナブルな家具の概念と直結しています。

これらの目標は、資源の持続可能な利用や環境保護を促進することです。家具業界がこれらの目標に沿って行動することで、地球の資源を保護し、持続可能な社会を実現することにつながります。

気候変動とSDGs

SDGsの目標7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)や目標13(気候変動に具体的な対策を)は、家具の廃棄処分と関連しています。家具の焼却処分で問題になっているのが二酸化炭素やダイオキシンの排出です。

自然分解できるバイオプラスチック素材を使用したり、リサイクルによって廃棄を削減したりすることによって、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量減少を図れます。


サステナブルな家具メーカー3選

近年、SDGs達成への取組みが推進されるなか、家具・インテリア業界でも環境問題は重大な課題です。そこで、SDGsへの取組みを推進しているサステナブルな家具メーカーを紹介します。

カリモク家具

  • 会社名:カリモク家具株式会社
  • HP:https://www.karimoku.co.jp/
  • 事業内容:家具、インテリアの製造、卸売、小売
  • 店舗:ショールーム 全国26か所

「木とつくる幸せな暮らし」の実現を目指し、具体的に事業展開の社会への影響や課題、目標などを分析、設定しています。製造業と環境の関わりにおいて、実現目標として掲げているのは、「循環型社会の形成」です。

参照:サステナビリティ方針

綾野製作所

  • 会社名:株式会社綾野製作所
  •  HP:https://www.ayano-craft.co.jp/
  • 事業内容:食器棚、キャビネット、テレビボード、ダイニングテーブル等の製造販売
  • 店舗:販売店 全国 ショールーム 東京、大阪

天然素材のモイスの天板や、低ホルムアルデヒド「F☆☆☆☆(エフフォースター)」を使用するなど、環境への配慮に取り組んでいるメーカーです。セラミック端材でコースター製作、他社と連携でパーム油を搾った後のヤシの木で製品開発なども。

参照:SDGsへの取り組み 

飛騨産業

  • 会社名:飛騨産業株式会社
  • HP:https://hidasangyo.com/
  • 事業内容:家具インテリア用品の製造販売 / 自然エネルギーによる発電事業 / 林業 / 製材業
  • 店舗:直営店 岐阜、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台 その他全国に取扱店

家具に不向きな杉を研究によって活用するなど、国産材や未利用材の利用を推進しているメーカーです。また、自社製品の修理体制維持によって、製品の長期使用を目指しています。

参照:飛騨産業のSDGs 


まとめ:サステナブルな家具でSDGsを実現しよう

本記事ではサステナブルな家具の特徴や素材の種類、SDGsとの関連について解説し、SDGsに積極的に取り組んでいる家具メーカーを紹介しました。

サステナブルな家具の選択は、単なるライフスタイルの選択を超えて取り組むべき重要な課題です。SDGsの目標達成に向けて、環境に優しく社会的にも責任を持つ家具を選ぶことは、未来をより良いものにするための一歩になるでしょう。

私たち一人一人の選択が、持続可能な未来を創る力となります。家具選びを通じて、サステナブルな社会の実現に貢献していきましょう。

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